相次ぐ事業創造

イープリントで脚光を浴びてから、本業ではデジタル印刷事業と印刷会社へのコンサルティング事業を営んでいたが、新しい事業も次々と手掛け、凄まじい展開だった。ただ、一貫して「印刷の新しい受注スタイルを創る」という信念は変わりなかった。

二番目に始めたのが「リーボ」というテレマーケティング事業。電話をかけてチラシの抽選番号を入れると自動的にルーレットが回り、プッシュボタンを押すとそのタイミングで景品が当たったり外れたりするという仕組みである。当選すると住所や名前を入れて引き換えに来てもらうという、顧客名簿を集めるテレマーケティング手法を開発した。元々その仕組みを持っている会社はあったのだが、こちらのアイデアを加えた仕組みにバージョンアップして販売した。この時は全国60数カ所の販売契約に成功した。

他にもブライダルショップもやった、インターネットカフェもやった。本業のデジタル印刷も起動に乗り、それらの新規事業に関する販促プロモーションツール開発に積極的に取り組んでいた。「名刺自慢」という名刺だけをパッケージで売るテンプレートを作ると、中でも「フォスター名刺」とう商品名で、開発途上国を支援するフォスタープラン(現公益財団法人プラン・ジャパン)と提携して売上の一部を寄付できる名刺は人気を集めた。ホームページ制作にも2002年に進出、情報誌を発行したり、CIコンサルティングを行ったり。

設立して5年も満たない間に新商品開発や新しい事業を次々と立ち上げた会社は、多数のナショナルクライアントとも取引できるようになっていった。さらに、印刷関連商社と共同で別会社を立ち上げると、ベンチャー系の印刷会社を集めて携帯電話会社と提携し、フリー画像を日本で初めて販売するというネットワークも形成した。とにかくいろんなことをやってきたの一言で、事業の数と並行して社員の数が増え、会社も大きくなった時期であった。
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