最後に福山と会った日から1ヶ月、
三原は福山からアドバイスを受けた「新たな売り方」を徹底的に考えていた。
売り方ねぇ・・・。
ネットプライス社は、共同購入の「ギャザリング」という売り方を生み出してる。
オニキス社は、3年後の車の下取り価格をあらかじめ差し引いて売る
「残クレ」という売り方で急成長してる。
うちの会社にそんな大それたことができるかなぁ・・・。
福山さんからは、顧客が更に満足することとは
何かを考えるようと言われたけど・・・ 。
待てよ?それって靴を買うときの不安の解消じゃないか・・・?
えーっと、ネットで靴を買う時の不安と言えば・・・、
1.サイズが合うか不安
2.いつも着ている洋服の雰囲気と合うか不安
3.画面では素材の質感が分からない
4.履き始めてしばらくしないとフィット感が得られない
5.修理を頼む場所がなかなか無い
これだよな・・・。
となると、
ザッポス社のような「買ってから選ぶ」という売り方だけでは、
本当の満足は提供できない気がするぞ。
靴はしばらく履いてみない限り、本当のフィット感は得られないはず。
でも、しばらく履いた靴の返品を受けると、
もう別の人には売れなくなるし・・・。
何か良い方法はないかなーー
・・・そうだ!
これだ!!
三原が最終的に発案した「新たな売り方」は、靴の通販業界において革命的なサービスとなる。
そのビジネスモデルを生み出したことで、三原の会社は年商100億を超える会社へと成長していくのであった。
Story 01:ビジネス成功のためのペルソナ戦略 ー終ー
▲ ページトップへ